2015.12.7 第9話 UP でドラマも感想も終了です。


テレビドラマ「エンジェル・ハート」の感想

2015年10月11日から日本テレビ系列で放送中の
ドラマ「エンジェル・ハート」の感想です。
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
第6話 第7話 第8話 第9話


北条司さんの作品「エンジェル・ハート」は、あの「シティーハンター」の登場人物や設定は、ほぼ同じですが、
パラレルワールドとなっており、「シティーハンター」の続編と思って「エンジェル・ハート」を読むと、
いきなり最初の話で、「えっ?????」とフリーズしてしまいます。

実は、私がそうでした。シティーハンターの続編だと、リョウと香のその後の話だと、ワクワクして手に取ったエンジェル・ハート。
ところがどっこい。作者のお言葉も読まずに本編を読み出したから原作単行本の最初で、香がドナー登録して、
心臓が奪われた!となっていたものだから、「なぬぅっ!!!!!!!!!!」と驚きました。
その後って、そうなの…?と思いながら読み続けましたら、見事にはまり……。で、その後、第一巻の表紙の所に書いていた
作者の言葉 「ようこそ、パラレルワールドへ」で、納得。


てなことで、エンジェルハートが、ドラマ化されて登場!
その感想です!

注意:青文字は、どちゃん!が原作との比較した感想そして、予想、願望になってます。



ドラマ「エンジェルハート」 第1話
いきなり、心臓の鼓動と、何かの夢から始まった、
ドラマ「エンジェル・ハート」第一話。
これは、香の夢だった。
なんと、香は、式を挙げたいということで……って、

なんと! 物語の序章になってます!!
香とリョウの形式だけの結婚式というのは、回想シーンっぽく
原作では描かれている内容なのですが、まさか、ドラマ版では
いきなり、香が出てきて、香とリョウのシティハンターとしての
物語が表現されていました。


喫茶店「CATS・EYE」で、リョウは自分が、真っ白のタキシードを
身につけてる姿を想像するだけで、鳥肌が立ってしまうと、
なぜか、拒絶していました。
そこへ、美しい女性が客として入ってきます。

「ここに来ればシティーハンターに会えると…、
 合い言葉を言えば、依頼を引き受けてくれると…。
 ………X、Y、Z…」

なんと! 伝言板じゃありませんっ!
そりゃそっか。今の時代、駅の伝言板なんて、無いわな。


依頼人は、有名な占い師・麗泉。占った客の男性が死ぬ未来を
観てしまったことで、心配になり、シティーハンターに依頼する。

って、麗泉さんの話って、かなり先のすごく感動する
未来を変える話やん。ここに出てくるとは、驚いた。
もしかして、ドラマでも、あの話をするのかなぁ…と願望!


麗泉さんが占った客の男性を助ける為に、リョウと香は、男性を尾行。
どうやら、その男性は詐欺グループに付け狙われているらしく……。
リョウが、その詐欺グループのアジトへ乗り込み…(以下省略)
麗泉さんの依頼は無事終了。そして、その夜、リョウは一大決心をする。
「タキシード、着てもいいぞ……」
その言葉に、香は涙を流し、喜んでいた……が!!!!

香が、子供を助け、そして、事故に!!!

病院で、リョウは、香がドナーを望んでいたことを知り、その意志を
尊重する。……ところが………。一年後………。

なんと! 原作では描かれていない病院のシーンが!
こういうのは、原作後のドラマならではの特権かな。
原作では、香の心臓が強奪されたとこから、一年後の話になり、
ドナー意思表示の話は、回想シーンっぽく描かれてるだけだったし。
なんか、すっごく切なくなった、病院のシーンでした。


その心臓は、とある組織の暗殺部隊のエリート・グラスハートに
移植されていた。移植後、一年も眠りから覚めないグラスハートは
とある夢から目覚め、そして、組織を抜け出した。

目覚めるまでの話が端折られてる!!!
まぁ、きっと、これは演出なんだろうけど…なんか、
しっくりこない……。


組織から逃げ出したグラスハートは、何かに導かれるかのように
東京・新宿へとやって来た。足の赴くまま、CATS・EYEへ入り、
差し出された珈琲に、拒絶反応を見せ、喫茶店を飛び出す。

「香が帰ってきた…」が無いっ!!!
ついでに、やくざのモッチーの代わりに、おねぇになってるし、
原作ではグラスハートが、XYZのことを尋ねるシーンがあるけど、
それが、おねぇに尋ねるシーンに変わってる。


グラスハートと接触したおねぇを付けてきた、とある組織の一員が
CATS・EYEへとやって来る……が、反対にリョウに捕らえられる。
リョウは、グラスハートに、香の心臓が移植されていることを知った。
リョウも、何かに導かれるかのように新宿の街で誰かを探すように
走り回っていた。
グラスハートが、組織に捕らえられようとした、まさにその時、リョウが!

グラスハートはリョウの腕の中で気を失いつつも、呟いた言葉「XYZ」。
リョウは、グラスハートの依頼を受ける決心をするが、まだ、依頼内容は
聞いていない…ということで、グラスハートと再び接触することを試みる。

リョウとグラスハート接触の喫茶店でのシーンは、原作に忠実だったかな。
組織との闘いに重要なシーンの一つだもんなぁ。その後は、
銃弾の雨の中を、リョウとグラスハートが走り抜ける。
まぁ、原作のような新宿大戦争っぽいシーンは無かったし、さらには、
信宏なんて、最初っから、グラスハートに名前知られてたし、
信宏自ら組織を抜けるって言うし、なんだか、この辺りは
原作とは違ったところがあったなぁ。


グラスハートは死にたがっていた。だからこそ、心臓を返すために
シティーハンターのリョウと接触を望んでいた。
だが、リョウは、グラスハートに、二度の心臓移植には耐えられない、
君も心臓も死ぬ……、だからこそ、「二人分の命だと思え」
「今日を精一杯生きろ」。そう伝えて、グラスハートを狙う組織と闘う。

闘い終え、無事に、組織を抜け出したグラスハートと信宏。
その後、信宏はCATS・EYEにて、リョウにグラスハートを助けてくれた
お礼を言い、グラスハートの本当の名前を書いた紙を渡す。
そこには、「香瑩」と書いていた。

屋上で一人佇むリョウは、「香瑩」の中に含まれる「香」を見て、
「これも、運命かもなぁ…」
そう呟いて、何かを決心したように空を見上げていた。
第1話終了〜〜。


それにしても、原作に沿った内容とはいえ、
ところどころ違ってたりするんだけど、これは、やっぱり、ドラマならではの
物語になっていたりするんだろうなぁと、第1話を観て、考えた。
だから、ドラマっつーことで、楽しむことにする。
まぁ、感想には、原作では…というのは、書くけどねぇ。

それにしても、リョウちゃん役の上川さん、ほんとピッタリだなぁ。
おふざけリョウちゃんのところは、もっと砕けても良さそうやで。
グラスハートは、まだ、これからだもんなぁ。最初のころは
無表情、無感情だったもん。
冴子さん役もピッタリ、海坊主さんも!!! 信宏も! ドクも!!!
ほんと、それぞれが、原作に忠実に演じてるというか雰囲気そのもので、
ドラマも安心して、拝見できました。
第1話なのに、これだけ、はまっちゃいましたね。
アクションも、なんとか大丈夫かな? スピード感はちょっと無いのは
恐らく、編集の仕方が、特許でもあるのかと。
いや、でも、リョウちゃんのアクションは、まぁ、軽〜く流す感じだから
それでいいかと、うん。

さてさて、第2話。予告では、洋服の話があったっぽいので、
香瑩という名前を教えたこと、そして、香瑩の依頼を聞くのかな?
楽しみです。

そうそう! リョウが乗ってる車のナンバー。いいねぇ。粋な計らいだねぇ。
「19-85」になってましたよぉ。1985年だよね!
……30年経つのか………そりゃ、うちも歳取るわ。


2015.10.12 UP


ドラマ「エンジェルハート」 第2話
ふと目覚め、起き上がるグラスハート。そこは、病院。そして、鏡に映る一人の女性。
それが、自分の体に移植された、心臓の持ち主…香。
そこへ、診察にやって来るドクと智ちゃん。
自分を助けることを不思議がるグラスハートだが、診察を終えた後に
目に飛び込んだカルテには、名前が書かれていなかった。

メスを手に、自分の体に近づけるグラスハート。
いいタイミングでやって来たリョウに止められるが、
「髪、切る…」
メスで髪を切ろうとしていたらしい。
リョウは、ドクに「あんなところに置いておくな」とメスを手渡すが、
「香に出会う前の、お前にそっくりだ」
というドクの言葉で、リョウは、何かを思い出していた。

何やら、色々と原作の内容を突っ走ってる感が多いですが、
この後、リョウと香の出会い、リョウと槇村の出会い、そして、シティーハンターの
お話へと続き、槇村の死から香が槇村の意志を継いで…というところまで。
一気にたたみ込んできました!!!


お昼ご飯を食べに出た先は、CATS・EYE。そこには、住み込みでバイトを始めた
信宏が居た。そして、香瑩に本当の名前を告げようとしたが……言えずに
リョウへ相談をする。しかし、解決にならず、信宏は
「またあとでな、香瑩」
なぁんて、ついつい口走ってしまったものだから、さぁ大変!
「今、なんていった?」
詰め寄る香瑩に信宏はどうすることも出来ず……。
信宏は、組織に忍び込んで、香瑩の名前を調べたと告げ、リョウは、信宏の
メモを香瑩に見せながら、香という漢字が入ってることを教えた。

この名前を教えるシーンは、グラスハートが香との心を通わせて
香の名前が入ってることを嬉しく思って涙する…という原作の方が好きだった。


冴子とリョウ、そして、香瑩で買い物に出掛ける。新しい服を着て、そして、
香瑩へと携帯電話(スマフォ)を手渡すリョウ。…ところが、香瑩は
「誰殺す…? 新しい服と携帯は、新たな任務が来たということ…」
そう言って、取り乱し始める。
「違う」というリョウの言葉に、少しだが、納得する香瑩。だが……。
日常生活を知らない香瑩に、三人分の食べ物を買いに行かせる冴子。
たどたどしくお店に向かう香瑩だが、そのお店に、やくざがいちゃもんを付けに
やって来て、暴れ出した。その時、香瑩を狙うカリートの姿に気付いたリョウ。
紙袋を手に取り、その中に銃を隠して、カリートに発砲。
リョウの行動に驚いたカリートは直ぐに姿を消したが、その間に、香瑩が
やくざを蹴り倒していた。
自分の行動に驚く香瑩。体が勝手に動いたと、静かにドクに話していた。

なんと! 原作では、女子高生をガードする話でしたが、ドラマでは違っていた!
この第2話は、原作の内容を使ってるけど、オリジナルが多かったですね。
冴子と香瑩が手を繋いで歩くシーン、欲しかったなぁ…と原作ファンの私の意見です。


香瑩が香とリョウの事を冴子とドクに聞いて、CATS・EYEを飛び出した後、
その足で、知らない街を走り出してリョウの家に到着し、屋上へと駆けてくる。
そして、心臓が勝手に自分を動かしてる…生きるって、どうしたら……と
リョウに投げかける。

これ、原作に無いんだけど、第1話では、そういう
原作にないシーンがあった病院の場面とかは、原作には書かれてないから
感動したと書いたんだけど、第2話は、槇村が死んだ要因は無かったし、
冴子と槇村の話も出てこなかったんで、ん???的な悩みの中での
いきなりの屋上シーンだったので、話について行けず、原作のどのシーンの
描かれてなかった部分を表現してるねん…と考えているうちに、
ドラマ第2話終わっちゃった……。


CATS・EYEで、冴子はリョウに「シティーハンター、復活したら?」と促した。
「誰も覚えてないさ…」というリョウ。そして、第3話の予告へ……。

なんと! 第3話で、海坊主さんが「ミキぃぃぃぃっ〜〜〜っ!!」と叫んでた!
ということは、ミキの話が出てくるんだなぁ?? 早いっ!
原作では、ミキのことで、鉄の女と言われる冴子と海坊主の夫婦漫才的な
楽しい一面があるんだけど、ドラマでは、どうなるのかな??

それにしても、ドラマ版での李堅強は、どういう立場になってるんだろう。
カリートはグラスハートの命を狙ったままだし……。
原作では、李堅強は香瑩の父親なんだけどなぁ。
そんなこんなで、第2話も、楽しめました。感想は短くなりましたけどね…。
あっ、ちなみに、槇村役は、仮面ライダークウガで一条さんを演じた
葛山信吾さんでした! ちょっとだらしなく感じる槇村そのものでした!
そして、刑事役がよく似合うと思ってしまったのは、一条刑事の影響かなぁ、私。



2015.10.19 UP


ドラマ「エンジェルハート」 第3話
エンジェル・ハート 第3話は、「生きる」という内容でした。
とある少女が、絵本を読んでいる声を耳にした海坊主さんは、立ち止まり、
その声に耳を傾けます。すると、少女は海坊主に
「ミキが絵本を読んであげる」と、読み続けます。

てか、オープニングが終わった途端、リョウと香瑩が特盛りの
イタリアンスパゲティを食べてるって、大爆笑したわ。
そこへやって来たモッチーたち。モッチーの仕草が、もう原作のモッチーと
同じって、原作ファンの私は、にやけてしまった。
まぁ、原作のモッチーは、やくざですけどね〜。
未だに、無感情の香瑩と、何やら明るい信宏。対照的です。
まだまだ香瑩は普通の暮らしに馴染めてないようですねぇ。


ミキは、ちょっとした都市伝説になっていた。
「幸福の少女」と。
哀しみを抱えている人のところへ突然現れ、その人を笑顔にすると自然と
去っていくという、その少女を、みんな、「幸福の少女」と呼んでいた。

絵本を読み終えたミキと別れた海坊主は、何かの殺気を感じ、拳を差し出すが
そこには、見知らぬ老人が立っていた。…その老人こそ、レギオンのトップである
男だった。海坊主=ファルコンという男を試すために、近づいていた。
「視覚以外の感覚が研ぎ澄まされている」
カリートに忠告した。

ある日、本屋の絵本コーナーに、怪しい男がずっと居るとのことで、
呼び出されたのは、冴子の部下である刑事だった。その怪しい男が
ファルコンだと気付いた途端、「絵本っ…絵本のお奨め…」……ファルコンらしくない
雰囲気で刑事に言うと、一つの絵本を片手に「リボンを付けて…」と…。

まぁ、絵本は、原作では冴子がプレゼントしたものですが…。
絵本を買おうとしてる間、周りの客が、そっと去っていくのが、画面の隅、
刑事の肩越しに見えてて、おもろかったぁ。


結局、ファルコンがプレゼントした絵本は、ミキが読んでいた本と同じもので、
ミキは、同じ物だと分かっていても、微笑みながら、ファルコンがくれた
絵本を読み始めてました。

その笑顔が、また、めっさ可愛いもんだから、
観てるこっちまで、笑みを浮かべちゃいましたよぉ。さっすが、天使だ!


リョウと香瑩が、ミキの住処へと足を運ぶと、ビルの管理人が、中へと案内。
ミキには母親が居たが、ある日、失踪した。ミキを一人追い出すわけにもいかず、
管理人は、そのまま、ミキを住ませていると。そこへ、ミキが倒れていたと
一報が!!!

「ミキぃぃっっ〜〜〜〜っ!!!!」

花園診療所へ駆けつけた海坊主は、大暴れ(笑)
ミキは栄養失調で倒れただけだったのだが、ミキは、ふと目を覚ました時に
側にファルコンが居ることに気付き、絵本を読みに行けなかったからと、
そして、絵本を読もうとするが、鎮静剤が効いて、再び眠りに就いた。
取り乱すファルコンが、おもしろいっ!

リョウに頼まれた冴子は、ミキの母親が路上で死んでいたことをリョウに伝え、
大人達は、ミキのことをどうするか、母親の死を伝えるか感情的に話し、
ついつい、テーブルを叩き壊す海坊主。その時、香瑩の心臓の鼓動が
激しく打ち始める。その鼓動に、どうすればいいのか分からない香瑩は、
突然立ち上がり、ミキのところへ足を運ぶ。すると、ミキは「ママ?」と目を覚まし、
「ママが帰ってくるかもしれないから」と、診療所を出て行く。

この後の、CATS・EYEでの海坊主と信宏のやり取りは
漫才みたいで、深刻な話だというのに、ちょっとほっこりした。


香瑩が引き留めたが、一緒に、ミキとママが居た場所へとやって来た。
ミキは、夜空を見上げ、「星が見えないんだ…」と涙を流す。
涙を流すミキに、歩み寄る香瑩。そして、そっと腕の中に包み込む。
ミキは知っていた。母が死んでいるということを。だけど、信じたくない。
嘘だと…生きていると信じたい。…そう言って、号泣する。
そこへ、リョウがやって来る。号泣するミキを腕の中に包み込んでいる
香瑩の姿が、香とダブって見えていた。

「その子にもいずれ分かるさ。母親は、自分の中に、ずっと居るって」

リョウは、香瑩に伝えた。

……それをリョウが言うしかないわな。今の時点では、
ドラマの中では、香瑩の中に、香が居るって、表現されてないもんなぁ。


ミキは、夢の中で、母親に会う。母は、ミキの中に居る。母の言葉を信じ、
ミキは元気を取り戻した。

「母親は、自分の中に居る。自分の中に居る母親が、自分を守ってくれる」
という冴子の言葉に香瑩は、何かを感じていた。
鏡に映る自分が、時々、カオリという女性=自分の心臓の持ち主に見える事。
その香が鏡の中から、自分に優しく微笑んでくれる姿を観る香瑩。

リョウは、屋上から夕日を見つめながら、香の言葉を思い出していた。
「ずっと続けていこうね、シティーハンター」
未だに迷っているリョウは、香の言葉、そして、CATS・EYEでの冴子の言葉で、
「そうだな、香」
何かを決意する。

一報、ミキとファルコンは、夕日が当たる公園で佇んでいた。
夕日が見えないとミキが言うと、ファルコンはミキを肩に乗せる。
「わぁっっ!! すっごい! 夕日! すっごく大きくて、すっごく真っ赤!
 空も雲も周りも全部、真っ赤っか!!」
ミキの言葉に、ファルコンは思い出す。夕日というものがあったことを。
ファルコンの頬に涙が流れ、ミキは、その涙を優しく拭ってあげた。
ミキが教えてくれたことに、ファルコンは
「これからも、俺の目の代わりをしてくれないか?」
そう尋ねると、ミキは、元気な声で「うん!」と返事をした。

原作では、結構小さな女の子だったんだけど、ドラマの中では
10歳の設定だから、どうするのかと思ったら、まさか、本当に肩に乗せるとは!
まぁ、ちょっとしんどそうだったけど…ね。…って、これを書きながら、ドラマを
観ていたら、ドラマ公式ページのクイズに答え損ねてしまった……。まぁいいや。
てか、香瑩、まだ、リョウと一緒に住んでなかった!!!!
未だに、花園診療所の一室に戻ってたとは、今日気付いたわ。

原作と少し違ってるとこが多いけど、それでも、やっぱり、このミキちゃんの話は
涙流れるわぁ。その後の話も、原作では、涙というか、感動する話が多いもんなぁ。
果たして、ファルコンは、ミキを引き取るんだろうか?
そして、次回の予告では、あの話が!!!
「僕に心臓をくれた家族を探して欲しい」という依頼!
これって、原作でしか読めなかった、アニメ化はしなかった、あのベンチャー企業の
高畑さんのお話やん!! 心臓の持ち主の家族設定は、どうなるのかなぁ。
めっさ気になるわ〜。

そして、ドラマでの香瑩。第3話にして、まだ、リョウを「パパ」と呼ばず、
心臓の香との会話もあまりなくて、香ママとも呼んでないし、感情も無い。
果たして、香瑩の笑顔は、いつ……??
まぁ、仕草といい、袖をまくってるところといい、リョウと似た感じだけどねぇ。

てか、第3話にして、黒字はあらすじ、青文字は、ど!の感想に変化しとる…。

2015.10.25 UP



ドラマ「エンジェルハート」 第4話
今回から、話の内容を先に書いて、その後、感想を書くことにしました。
てなことで、まずは、第4話の内容は…


喫茶CATS・EYEに、一人の男がやって来た。
「XYZ」
そう口にした男こそ、シティーハンターへの今回の依頼人・高畑だった。
高畑の依頼は、自分に移植した心臓の家族を探して欲しいという内容。
本来なら、ドナー同士の情報は開示されない。しかし、先日、街で出会った
女性を観た時、心臓が高鳴ったと。もしかしたら、彼女が関係しているかも…。
その女性は、ぼったくりが当たり前のバーで働いていた。
リョウと香瑩は、高畑に連れられて、見るからに怪しいそのバーへと足を運ぶ。
高額料金を請求されたことで、リョウは責任者を呼ぶように店の者に言う。
しかし、店の者は、奥から男達を呼び……。まぁ、そこで、リョウと香瑩に
返り討ちに遭う男達だったけど、高畑は、あっさりと高額料金を支払った。

「一体、あなたは…」
リョウが驚くのも当たり前。
高畑は、急成長中の会社の社長だった。
売り上げの一部が彼女に支払われるなら、無駄遣いじゃない。
彼女こそ心臓の家族だと、高畑は、言い切った。

ある日、同伴(一緒に食事をして、その後お店に入ること)で、彼女・綾音と
食事をする。街で一番美味しい屋台のおでん屋さんにやって来た二人。
高畑は、綾音の好きなおでんを選び、さらには、綾音の皿にある辛子を
ぬぐい取り、「あーやは苦手だよね。私好きだからもらうね」と、
その時に口にした姉しか呼ばなかったあだ名を呼んだことで
綾音に更に不信感を抱かせてしまう。

綾音がそのような店で働かなければならない理由を調べたリョウ。
綾音の実家の工場が借金を抱えていることを知った高畑は、突然走り出す。
追いかけるリョウが引き留めた時、
「かあさん…」
そう呟いて、高畑は、一人の女性へと近づいていった。

その女性は、どうやら、綾音の母親で、高畑と話しているうちに意気投合してしまう。
「心臓が、望んでいる」
香瑩の言葉通り、高畑は、自分の意志とは関係なく、綾音の母と話し込んでいた。
綾音は母からの電話で、CATS・EYEへと駆け込んできた。
「水商売みたいな服を着て、あなたは…」
綾音の姿を見て、母は震え出すが、高畑の会社のパーティーで人手が足りずに
手伝って貰っていると、その場を誤魔化した。

次の日、高畑の会社ビルへ来るようにと言われた母と娘は、リョウたちに案内され
社長室のある階へと連れてこられた。
先に社長室に通された綾音は、そこで、高畑に心臓移植の事、その心臓は、綾音の
姉のものだと告げられた。驚愕する綾音。しかし、目の前で高畑が倒れてしまった。

全てを知った母と娘。高畑は意識不明の重体に陥っていた。どうやら高畑の移植は
免疫抑制剤をかなり使わないと持たない状態だったらしく、死が迫っていることを
悟った高畑は、ドナーの家族にお礼を言いたいと言い出したのだろう…と。
綾音は、心臓に記憶があることを信じないながらも、香瑩から聞いた心臓の記憶のことで
「それなら、私が殺したこと…覚えてるんだ…」
と、今まで誰にも言えなかった思いを口にした。
15年前、姉妹揃ってハイキングに出掛けた時、足を滑らせて崖から落ちそうになった
姉の手を放してしまったことを、いつまでも後悔していた。
「心臓に聞いてみればいい」
香瑩の言葉で、綾音は、意識不明の高畑に語りかけた。
やはり、心臓に記憶なんて…と諦めかけた時、高畑が15年前のあの日を語り始めた。
「私の分も、生きて……」
そう言った途端、高畑は目覚め、
「今、夢を……」
あの日の夢を見たと、綾音にそっと告げた。

母と娘は、高畑の心音に亡き娘を感じ、残り少ない時間を一緒に過ごす。
高畑は、家族にお礼を告げ、そして、静かに息を引き取った。

数日後、高畑からお守りだとしてもらったUSBをパソコンに差し込む香瑩。
パソコンに現れたのは、15年前に高畑自身が、自分への戒めとして作った動画。
「一日一日を大切に生きろ。自分の為にも、他人のためにも」
その言葉は、香瑩の心に響く。
「私も、シティーハンターをやる」
自分の心臓=香の意志を継ぐために……。

泣くわぁ、ほんまに、この心臓のドナー家族を探す話、原作でも泣いたわぁ……。
原作では、川に遊びに行った二人が、前日の大雨の影響で突然放水したダムの
水で川が溢れ、二人とも流されそうになるが、姉が手を放す…という内容でしたが、
ドラマでは、崖から足を滑らせたことになっていましたが、どちらも危険極まりない、
二人とも助からない状態なので、姉の方が手を放した…というのは同じでした。
台詞も原作とほぼ同じなので、ドラマの話が進むに連れ、原作熟読していると、
もう、先の話が分かってきて、台詞も頭の中で文字に置き換えられて、
涙を誘う誘う。高畑の最後は、ドクの花園診療所だったけど、原作は、凄く高層の
病室で、窓からは、高畑が築き上げた会社のビルが見える場所だった。
バーのみんなでドンチャン騒ぎ、屋台のおでんも食べて、楽しい一時を過ごした
その後に、綾音と高畑の台詞で、号泣。ドラマでは、もう少し感情の入った
台詞を期待したけど…まぁ、仕方ないかなぁ…と。

久しぶりに見た、綾音役の女優さん。芝居も上手くなった…かな?

ドラマでは、まだ、香瑩が、リョウのことを「パパ」と呼んでないし、リョウも香瑩を
娘だとまだ、口にしてないから、その辺りが、ちょっぴりしっくりこないけど、
いつになったら、香瑩の笑顔を見ることができるのか、楽しみでもあります。


そうそう! 絵本を読んでいたミキちゃんは、児童施設に通っていました。
もちろん、原作と同じように、CATS・EYEのカギを持って、毎日のように通い、
海坊主さんに絵本を読んであげてましたよぉ〜〜。かわいいのぉ。


2015.11.9 UP



ドラマ「エンジェルハート」 第5話
第5話の内容は……

とある豪邸から一人の女性が買い物へと街へ出掛ける。その女性が買い物帰りに
目の前を歩いて行く男性が気になり、顔を確認するかのように通り過ぎた。
「信宏?」
どの男性こそ、あの信宏だった。

喫茶CATS・EYEで、海坊主が居ないというのに、珈琲を用意する信宏。
リョウと香瑩が口にするが、どうやら、すごく…まずいらしい…。
そこへ一人の女性客がやって来た。サングラスを掛けた女性は、信宏と香瑩の
やり取りを観て、仲が良いのね…恋人? と問いかけるものの、香瑩が否定。
ずっこける信宏だったが、女性客が珈琲も飲まずに帰ろうとしたことで、
「白蘭っ!」
呼び止めた。レギオンに居た時の仲間で、白蘭は、信宏の元気な姿を見て
嬉しそうに微笑んでいた。

信宏と白蘭がデートをしていると、後を付ける男に気付き、突然走り出すことで
男をまいた。お店で休憩をしていると、そこにリョウが現れ、白蘭の手を掴み
突然走り出した。追いかける信宏。人気の無い場所へとやって来た三人。
「尾行が居ては楽しめないだろ?」
リョウの言葉に、白蘭は尾行していた二人をまいたはずだと告げるが、
尾行は三人居て、二人は素人で、二人をまいたことで安心させるという
プロの常套手段だと、リョウに教えられ、そして、窓からビルの中へ逃げるように
言われる。
そこへ現れたプロの尾行男は、リョウに喧嘩を……ふっかけるから、あないな事に
なるんやでぇ〜…(花園診療所で治療中)
場面は変わって、とある豪邸の車椅子の男性。そこへ部下らしき人が近づき
白蘭は怪しいと。ところがそこへリョウがやって来て、
「俺の身内に尾行を付けるとは、どういうことだ…」
と。突然現れたリョウに対し警戒する部下だが、早川と言われた男は部下に
去るように伝え、リョウと話し始める。白蘭の声が聞こえ、帰宅してきた。
どうやら、白蘭は、この屋敷で早川の世話をしているらしい。
白蘭と親しげに話す早川の姿は、リョウの目からは、父娘にしか見えなかった。

帰宅途中の広場で、リョウは香の姿を思い出す。
家出少女を見つけたシティーハンターの香は、少女に語りかける。
どうやら、少女は家族を誤解しているらしく、家に帰りたくないと。そんな少女に
香は自分の生い立ちを話す。血のつながりが無かった父と兄。だけど、今でも
家族だと。それに、少女の母親が、シティーハンターへ捜索依頼をしてきたことを
そっと伝えると、少女は驚いたような顔を見せ、家に帰ると、笑顔で去っていった。
……って、夜なのに、少女を送っていかないんかいっ!!
その日のことを思い出したリョウは何かを思い、夜の街の空を見上げていた。

リョウは冴子から、早川のことを聞き、白蘭が何を目的に早川のところに
潜り込んでいるのかを知る。香瑩そして、信宏に、白蘭の目的を予想させ、
それを助ける為に、リョウと白蘭はシティーハンターとして動き出す。
「俺も行く」と言った信宏は、香瑩の催眠術に掛かり(口づけするかに思ったらしい)
口づけをしようとした唇のまま、ソファの背もたれに倒れ込んだ。

香瑩とリョウは、早川邸に潜り込み、様子を伺っていた。
その視線に白蘭が気付き、早川を守るかのように、リョウ達の場所に背を向け
立ちはだかる。そして、早川を屋敷の中へと連れて行った。
部屋に一人になった早川のところへ、香瑩が現れ、誰だと早川に尋ねられると、
「シティーハンター」
そう応え、リョウと一緒に、早川へと近づいていった。
二人は、早川から白蘭との出会いを聞く。

白蘭は、強盗に襲われ、腹部を刺されたと。早川は、腹部を刺された姿を見て
抗争で失った娘に見え、動かない足を引きずりながら、倒れ気を失っている
白蘭に近づいていった。その後、白蘭を自宅で看病し、今があると。

それを聞いた二人は、窓から入ってきたものの、帰りは、玄関からということで、
部屋の扉を開けると、そこには、白蘭が立っていた。
白蘭に見送られる形に…だが、リョウと香瑩は白蘭に、レギオンの作戦を
そっと明かす。早川の娘に似た彼女だと、早川は心を許すはずだと、そして、
腹部の傷は自分で付け、早川の懐に入り、命を狙う…という作戦。
白蘭は、リョウと香瑩に警戒をするが、香瑩は、自分も組織に居た、
コードネームはグラスハートだと伝え、人を殺すことが嫌になり、自殺をしたが
心臓移植で生き返ったと。それを聞いた白蘭は、自分も同じ思いだと。
これ以上、人を欺きたくない。だから、今回、腹部を刺したとき、死んでもいいと
思ったと。だが、死の淵に陥る自分の手を握りしめ、早川は呼びかけていたと。
死ぬな、生きろ…。その言葉を駆けられ続けた白蘭は、早川の側に居たいと
懇願し、そして、今があると。一緒に過ごした時間は短いけれど、
今は、早川の娘として、過ごして幸せだと。そして、人として死ねると。
だから、何もしないで欲しい…と言って去っていく。

香瑩は白蘭の想いを信宏に伝えた。白蘭の気持ちを考えると、
停めることもできなかったと。それを聞いた信宏は、白蘭の為に何かをしたい。
そう言って、白蘭の所へ駆けつける。
「決行日は一週間後」
白蘭に伝えられた信宏は、絶対に助けると言って、その場を去った。
しかし、本当の決行日は、次の日だった。
信宏に無理をさせたくない白蘭の嘘だった……。
リョウと香瑩の言葉で、信宏は、白蘭の嘘に気付く。そして、三人は…。

リョウは、携帯電話で、早川に呼び出された。早速足を運んだリョウは、早川から
「XYZ」
シティーハンターに依頼が入った…。

レギオンの作戦決行日。部下から荷物を運んで欲しいと依頼された白蘭は、
早川に手伝うように言われ、早川の側から離れた。しかし、その部下の後ろには、
レギオンの部隊が身を潜めていた。
労いの言葉とともに、白蘭に去るようにと伝えるカリート。しかし、白蘭は
屋敷の中へと駆けていく。それと同時に、部隊の中へ二人が飛び出す。
部隊の近くに、香瑩と信宏が潜んでいた。突然のことで、カリートは驚くが
その先に、リョウが居ることに気付き、二人は戦闘態勢に。
屋敷の中で爆発が起きた。
カリートは、屋敷からの退路は塞がれた。裏切り者である白蘭と
グラスハートを同時に始末できるとリョウに言う。そんなカリートを放って、
リョウは屋敷の中へと駆け込んでいった。

その頃、白蘭は早川の姿を見つけ駆け寄った…が、早川の手には銃が。
「工作員のくせに…」
早川は、白蘭の正体に気付いていた。しかし、娘とうり二つの白蘭と
過ごす時間が好きだったのだ。そのまま逃げていれば、裏切り者にならずに
すんだのに、なぜ、ここに来たのかと、白蘭に尋ねる早川。
白蘭も、早川のことを父親のように感じていた。早川の死は、自分の死。
これからも、ずっと側で守りたいという白蘭。しかし、早川は無理だという。
自分が白血病だということを、白蘭に明かす早川。
時限装置の時間が減る中、早川と白蘭は、父娘として分かち合う。
離れようとしない白蘭。早川が死ぬと、生きていけないという白蘭に、
「親にとって一番哀しいことは、自分より先に子供が死んでしまうこと。
 …私は二度も、そういう思いをしたくない」
そう言って、手に握りしめていたネックレスを白蘭に託す。
死んだ娘の二十歳の祝いに渡す予定だったと。
二十歳を迎える前に死んでしまった娘の代わりに、白蘭に生きて欲しい。
そう言った早川は、白蘭を突き放す。嫌だと言って、戻ろうとする白蘭を
駆けつけたリョウが眠らせ、香瑩と信宏が連れ去っていった。
白蘭がその場を連れて行かれるところを見届けた早川は、
去っていくリョウに、ある言葉を伝えた。
「お前も大切にしろよ。神から授かった娘を…」

そして、屋敷は大爆発を起こした……。

数日後。
信宏の手には、一通の手紙があった。白蘭からの手紙だった。
組織が見張っているかもしれない…そう思い、信宏は警戒するが、海坊主に
「リョウの仕事の正確さを信じろ。俺達以外に白蘭のことが
 漏れることは無い」
白蘭は、早川の屋敷で、早川と共に死んだと、組織には伝わっていた。

白蘭は、父(早川)の生まれ故郷に居た。父の死で、生きる気力を全て無くしたが
その心の傷を癒すかのように亡くなった早川の娘の分まで生きていく
決心をしたと、書かれていた。最後の一文には、
「信宏も彼女と幸せに」
信宏への励ましの言葉とともに…。

「お前も頑張ったじゃないか」
香瑩は、そう言って、信宏の頭を、そっと撫でていた。
そんな香瑩を見て、リョウは、香の言葉を思い出す。

「お互い大切に思って、深い絆で結ばれていれば、もう充分家族だよ」


内容を語ると、めっさ長くなってしまうわぁ。次回から考えようっと。
今回も笑いあり、涙ありのお話で、ドラマの世界へ見事にはまりつつあるわぁ。
海坊主はミキと親しげに、CATS・EYEでパフェを作ってるし、
やっと笑顔を見せるようになった香瑩とおねぃちゃんトリオ(うち二人)との
やり取りは、漫才だし(笑顔を見せろと言われて、海坊主の笑顔を真似するとか)、
必ずお笑いの場面は入ってるんだよねぇ。
そんな中、原作の一部を端折ってるから、結構、台詞に無理があるように感じる。
信宏が白蘭への感謝を伝えるシーン。唯一心を開くことが出来た白蘭へ
お礼がしたいというシーン。ちょっと無理があったなぁ〜と。
台詞だけでは、伝えにくい内容は、場面を端折らないで欲しいと思いました。
まぁ、組織の話も原作とは違うし、香瑩と信宏の立場は『抜け出した』ことに
なっているので、仕方ない…これは、ドラマならではの内容だからね…。

それでも、やっぱり、白蘭と早川のやり取りは、グッとくるものがありました。
原作でボロ泣きしたのですが、声と動きがあると、役者うまさも加わって
感動も一際! …な状態で、予告編に入るものだから、これまた、次の話で
一人盛り上がるという…。

ほんと、ドラマでは、アニメでは放送しなかった内容がわんさかで、
原作ファンには嬉しい限りです。

ところで、公園っぽいところで、香が家出少女に声を掛けたシーンって、
エンジェル・ハートにあったっけ? シティーハンターの方だったっけ??…と、
初めてみるシーンには、思えなかったので、あとで原作確認しよう。


2015.11.14 UP



ドラマ「エンジェルハート」 第6話
第6話の内容は……

プロポーズをすると張り切ったらしい槇村だが、結局出来ずに帰宅した。
それを見た香は、もう一度行ってこい!と促すが、止めた!と嘆く槇村だった。
槇村が放り投げた指輪が入ったケース。それを大切そうに手に取る香……。

ハッと目覚めた香瑩の夢だった。

「今年も来たなぁ…この日が…」
一人屋上で、リョウが呟いた。

香瑩は目覚めた途端、リョウに電話を掛けた。

喫茶「CATS・EYE」。そこには、香瑩が居た。香が好きだった珈琲を煎れる海坊主。
その珈琲を飲んでいる時、リョウがやって来た。
「あったぞ」
その手には、生前、香が大切そうに手に取った指輪のケースが握りしめられていた。
香瑩は、香の夢を見たと、リョウに話し、槇村に恋人が居たのか?と質問する。
「行ってみるか」
そう言って、リョウと香瑩はとある場所へとやって来る。そこは、墓地。
「初めて来た気がしない」
香瑩の言葉に、リョウは、ここは槇村の墓がある場所だと答え、槇村の恋人も
来てるはずだと告げる。
槇村家の墓の前に、一人の女性が立っていた。
冴子だった。冴子は、かつて、槇村の恋人として過ごした日があった。
槇村に「…どうしてプロポーズしてくれなかったのっ!」と話していたという。
怒り任せに墓をぶっ叩く冴子に、香瑩は「違うっ」と夢の話と共に指輪を渡そうと
手にしたが、なぜか、心臓が高鳴り、何も言えなくなってしまう。
「いいのよ、香瑩。私は槇村秀幸を愛したという事実だけでいい」
そう言うと、物騒な物を持ち歩いていることに気付かれたリョウに、冴子は
「XYZよ…リョウ。十年前、槇村を殺したあいつからメールが届いたと…」

その頃、お店帰りのおかま二人は、帰路途中で常連さんの遺体を発見する。
その一報を聞いた冴子は現場に向かう。その現場には、銀の弾丸が落ちていた。
十年前、槇村が殺された時と同じ場所、同じ手口…これは、奴の仕業だと。
リョウも冴子も、今度こそは逃がしはしない…と決意をする。

その頃、花園診療所に戻った香瑩は、槇村家の墓の前で冴子に渡しそびれた
指輪を見つめていた。そこへやって来た一人の男性患者。
突然、香瑩は何かを感じ、銃を片手に、男性患者へと銃口を向け、
引き金を引きそうに……。

冴子の部下の刑事が、冴子の様子がいつもと違うことを気にして、
CATS・EYEで海坊主に問いただしていた。そこへやって来たリョウが、
十年前、冴子はストーカーに付きまとわれ、冴子に近づく男達を次々
その手に掛けていった。槇村を囮に、犯人を捕まえたところ、犯人は14歳の
子供だった。その犯人は、少年院を脱走し、そして、今…。
「ゲームを再開しましょう」というメールが届き、今朝の事件がそうだと応える。
深刻な話の中、海坊主が
「冴子に行為を持った男が次々と…不憫だなぁ…」
「俺は、殺されたりしませんっ!」
断言する小宮山刑事。その言葉に、驚くリョウ、海坊主、そして、信宏。
そこへ冴子が駆け込んできた。例の犯人からメールが届いたと。
次のターゲットは香瑩だと。だけど、誰も、その事を心配せず、犯人の
遠山を心配するだけだった。狙った相手が悪い…と。
そこへ香瑩が駆けつけてきた。殺気の無い人を殺すところだったと。
体が勝手に動いて、銃を向けてしまったと。
「危険な方は、遠山の方さ…」
その話を耳にした香瑩は、何のことだとリョウに尋ね、リョウは香瑩に言った。
「その男は、槇村を殺した男だ」
すると突然、香瑩の心臓が激しい鼓動を打ち、香瑩が苦しみだした。

花園診療所に運ばれた香瑩。リョウと冴子は、香瑩の行動を心配する。
香の意志だったのかも…と。それとは反対に、リョウは冴子に尋ねる。
「お前は、どうしたい?」
警察官だと答える冴子に、リョウは納得したような表情を見せた。
冴子が去った後、ドクが、香瑩が撃とうとした男が末期の肝臓がんだと告げた。
目は黄色く、体には黄疸、体臭も、そのものだという。
槇村の遺品を整理している香。その時に約束した事を思い出すリョウは、
眠る香瑩の心臓に語りかける。
「お前は、遠山をどうしたい?」

所長室で写真を見つめ、当時のことを思い出す冴子は、懐かしそうに微笑んでいた。
香瑩は、夢を見ていた。
香が街を歩いているとき、宝石店で指輪を買う槇村の姿を見かけ、
店員と指輪を贈る相手の話をしているところを聞き、香は微笑んでいた。

香瑩は悩んでいた。なぜ、遠山に銃を向けたのか。だけど、引き金を
引こうとした時、心臓が激しく高鳴ったと。
リョウは、遠山の過去を知っていた。親に見放され、孤独だったと。
それを聞いた香瑩は、気持ちは解る。香瑩には親が居なかったから、
孤独でも大丈夫だと思ったが、遠山には両親が居る。なのに愛情をもらえなかったと。
そして突然、香瑩は涙を流した。
「香が泣いている。遠山のことを思って……」
その姿を見て、海坊主が言った。
「香は復讐を望んでいない。リョウ、お前の番だと…」

冴子のことを思って、行動していた小宮山刑事。遠山の両親に連絡をし、
今回の事件を思い、逢って欲しいと伝えたが、両親は、自分達の子供は
十年前に死んだ…と、突き放したのだった。
「一人で抱え込まないでくださいっ!」
小宮山の言葉に、冴子は礼を言って、夜の街へと歩いて行った。

次の日、遠山のことで暗く沈んでいるCATS・EYEへ、ミキがやって来る。
あまりの暗さを心配するミキだったが、海坊主は信宏にミキに飲み物を
飲ませてあげてくれと、その場を追い出した。
外に出たミキと信宏。信宏が飲み物を買いに行った隙に、ミキの前に遠山が現れた。
戻ってきた信宏はミキが居ないことに焦りを見せる。
「ミキが居なくなった」
その言葉を耳にした途端、CATS・EYEに居た冴子は慌てて飛び出した。
追いかけるリョウと香瑩。「海坊主を任せた!」と信宏に告げて…。

ミキの手を引っ張って、とある場所へとやって来た遠山。
そこに冴子もやって来る。
「待ってたよ…」
そう言って、ミキに銃を向ける遠山。冴子は、銀の弾丸を銃に装填し、
銃口を遠山に向けた。遠山は、冴子に銀の弾丸で撃たれ、そして、
両親に愛される新しい自分に生まれ変わるんだと…叫ぶ。
そこへ小宮山が駆けつける。冴子を助ける為に、遠山に向けて銃を構えるが、
遠山が小宮山に向けた銃は、遠くから見守っていたリョウによって弾かれる。
そのすきに、ミキは小宮山の手の中へ。
取り乱した遠山に、冴子が近づき、怒りをぶちまける。
「これは、私の恋人を殺された分。
 これは、大切な家族を殺された香さんの分。
 そして、これは、無二の親友を殺されたリョウの分!」
そう叫びながら、遠山の頬をぶったたく。
「そして、これは…」
冴子は遠山を優しく腕の中に包み込み、
「あなたの両親が、あなたにくれなかった分」
遠山は、あの日を思い出していた。
寒い日の夜、冴子に優しく声を掛けてもらった日のことを。
14歳の頃。凍える遠山に、冴子は自分のマフラーを遠山の首にそっと巻き、
腕の中に包んで温めてあげていた。
そして、今。その遠山の首には、あの日、冴子がくれたマフラーが巻かれていた。
「生きて、償うのよ」
しかし、遠山は、吐血をしてしまう。
「小宮山っ! 救急車!」
冴子の叫び声が響いた。

事件は解決。ミキも無事に戻ってきたことで、取り乱していた海坊主も安心し、
ミキに絵本を読んで欲しいと頼むのだった。
しかし、一人、複雑な表情をしている者が居た。…香瑩。

槇村の墓の前。冴子はリョウに、遠山をどうしたかったのかと尋ねる。
「ぶっ殺してやりたかったさ」
槇村や冴子、香、そして、香瑩に出会わなかったら、行っていただろうと。
すると、そこへ香瑩が駆けつけてきた。
「お前に話したいことがあるとさ」
リョウに言われ、冴子は香瑩の前に歩み寄る。
香瑩は、そっと、ポケットに入れているケースを冴子に差し出した。
「これは?」
「…槇村が、あなたにプロポーズしたくて用意していた物」
そう言って、香瑩は冴子にケースを手渡した。
冴子は驚きながら、そっと開けると、そこには指輪があった。
香瑩の胸に顔を埋め、香瑩と香に、お礼を言う冴子。
その冴子の背中に優しく手を回す香瑩だった。

その様子を伺っていたカリート。その報告を受けたレギオンのボスは、
「グラスハートを連れてこい…」
カリートに、そう命令するのだった。


内容が長いよう〜〜。そりゃ、一時間分語れば、長いか!
ドラマでは、心臓の香の出番は、ほとんど無くて、表に出てこない。
なので、この遠山の銀の弾丸の話は、原作とは違う部分が多かったですね。
遠山の病状は、看護師をしていた香が、香瑩の口を借りて、遠山へ
伝えていたのが原作で、アニメでは、この話は全く無かったんですが、
ドラマでは、医者のドクが答えてました。そこは、ちょっと、拍子抜け。
香の役目は、なんなん? …まぁ、役目は、槇村の思いを伝えること…かな?
でもまぁ、それでも、遠山に張り手をする冴子のシーンは感動した。
…冴子の胸の谷間も凄かった……(おいおい)

遠山はどうなったのかなぁ。原作では、リョウに額を撃たれて死んだけど、
ドラマでは冴子が救急車を呼ぶように指示したから、命は少しばかりだろうけど、
長らいだのかなぁ……と、ほのかな期待をしたりして。

この話には、本当に色々な感情と深い意味が含まれていると思った。
現実はゲームじゃない、リセットできない、親の愛情は大切、
親だけでなく、周りの人間達からの優しさも必要だと。
そして、憎くても、自分の立場は守る警察、周りの優しさに触れて、
復讐というのを止めた男。
語るにしては、ほんと難しい心境ですよね。
人として、どう行動すべきか。
当たり前の事を語ったお話でした。


2015.11.23 UP



ドラマ「エンジェルハート」 第7話
原作でもアニメでも感動したあのお話!第7話の内容は……

香瑩は新聞の切り抜きを片手に、とある一軒家へとやって来ます。
「茅野」という名前の表札が付いた家。新聞の切り抜きには一人の少女が
写っています。その少女の写真を深刻な表情で見つめる香瑩は、思い出す。
香瑩が殺し屋・グラスハートとして任務を果たした最後の仕事……それは…。

ベンチに座る一人の男を撃ち殺した。しかし、その場を去ろうとした時に、
その男に駆け寄った男の娘…。その娘の父親を呼ぶ声にいたたまれなくなった
グラスハートは、その足で、ビルの上に立ち、そして、身を投げた……。

新聞を読んでいるときに、その記事を見つけ、気になった香瑩は、
ただ、足を向け、この家の前までやって来たらしい。

その場を去ろうと一歩踏み出した時だった。目の前に車が飛び出してきた。
急ブレーキで停まった車から降りてきた少女は、写真の少女だった。

少女の一言で、香瑩は送ってもらうことになり、一緒に車に乗っていた。
「新宿のCATS・EYEという喫茶店に行く」
少女・茅野夢の言葉に、香瑩は驚いた表情を見せた。
CATS・EYEに着くと、一人で出歩いている香瑩を心配したリョウに
怒られそうになるが、一緒に来た少女の口から……XYZ………。

少女は、父親を殺した犯人に復讐したい。だけど、父親が何者だったのか、
死ぬとき、どうして笑っていたのか、その理由を知りたい…という依頼だった。
父親は夢が警察を呼びに行ってる間に、居なくなっていた。
その後、父親の部屋が突然燃え、父親の物が全て焼けてしまったという。
依頼を受けるかは、後で連絡するとリョウに言われ、夢はCATS・EYEを去っていく。
それと同時に、香瑩が、夢の父親を殺したのは自分だと打ち明けた。
「断ってもいいんだぞ」
リョウの言葉に、香瑩は、
「逃げない。香も、言っている…」

香瑩が夢の自宅へと向かう。夢は香瑩がシティー・ハンターだったことに
驚きながらも、なぜか嬉しそうに話してくる。夢の後見人として、遥という
綺麗な女性が居た。香瑩に、夢の父親のことを調べて欲しいとお願いし
その場を去って行く。

その頃、CATS・EYEでは、夢の父親が、マッドドックという殺し屋だったことを
信宏がリョウと海坊主に話していた。そして、ドックの手口も耳にした。
父親のことを調べることは、命を狙われることだと…。

夢と話を終えた香瑩が帰ろうとしたときだった。
「友達になってほしい」
そう言って、夢は香瑩に手を差し出した。戸惑いながらもその手を握り返す
香瑩だった。
遥と香瑩が二人になった時、遥が、もう来ないで欲しいと言った。その言葉に
疑問を抱く香瑩だったが、木陰からの銃口に気付き、香瑩は遥を守る…と同時に銃声が!
不安を感じたリョウが来ていた。
「私も、殺されるっ!!」
取り乱す遥を見たリョウは、突然、色目に変化!! もっこりちゃん! しかし!!
バシッっ!!!
香瑩の平手打ちが、リョウの左頬にヒット!
夢の父がマッドという殺し屋で、遥と夢が、ドックウォーカーに狙われていることを
香瑩は知った。そして、二人の身の安全を確保するため、リョウの家に匿おう!と
言ったリョウの右頬に、香瑩の平手打ちが、ヒット!!!
CATS・EYEに戻ったリョウの両頬には赤く指の跡が付いていた。
茅野邸での一連を聞いた信宏と海坊主は、遥と夢が花園診療所で身を隠すことに
なったことを知り、「お前が一番危険だっ」と強く言う。
リョウ、散々である……。

その夜。診療所のベランダに一人寂しく居る夢に気付き、香瑩が近づく。
「ずっと笑う努力してきたんだろ…」
そう言われた夢は、香瑩の胸に飛び込み、今まで押し込めていた
哀しみを一気に吐き出した。
「無理に明るく振る舞おうとする夢ちゃん、夢ちゃんに寄り添おうとする香瑩」
夢ちゃんに近づけば、香瑩は傷つくはずなのに、それでも香瑩は
夢から離れようとしなかった。それを心配するリョウだった。

香瑩を見張っているカリート。グラスハートが最後に仕留めたマッドの娘と
シティー・ハンターが接触していること、行方をくらましている
ドックウォーカーを仕留めることが出来るかも知れないとレギオンのボスに
伝えていた。

近々、夢のピアノコンサートがあるため、夢は友達である香瑩を招待する。
そして、コンサート当日。
素敵な青いドレスに身を包んだ香瑩は、夢のコンサートに来ていた。
そこへピアニストで有名な男・雅臣がやって来て、遥の婚約者だと、
リョウと信宏の前で打ち明けた。ショックを受けるリョウだったが……。

控え室で夢は、憧れの人が自分のピアノを聴くと思うと緊張する…と、
香瑩に抱きしめて欲しいとお願いした。それに躊躇いながらも応える香瑩。
夢は香瑩の心臓の音が心地よいとそっと告げる。
「私の心臓じゃない…」
香瑩は、ビルから落ちて死んだこと、そして、心臓移植で生き返り、
今があること、心臓の持ち主はリョウの愛妻だということを夢に言う。
「優しい音…」
夢は、心音を聞いて、落ち着きを取り戻した。

いよいよ、夢の番。舞台に立ち、一礼し、ピアノに向かおうとした時だった。
リョウ、そして、香瑩が、夢に向けられた銃口に気付き、行動に出る。
夢を守って、香瑩は撃たれ、頭を強く打ち付けて、気を失ってしまった。
突然のことに驚く夢。診療所に運ばれた香瑩の側から離れようとせず、
自分に何が起こっているのかを深く考え込んでいた。
その夢の携帯に、非通知で電話が掛かってきた。静かに出た夢は
電話の相手の言葉通り、トイレへ行き、そこに置いていたDVDのスイッチを入れる。
そこには、父親の本当の姿、父親を殺した香瑩のことを伝える
ドックウォーカーの姿があった。DVDで指示をされた夢は、トイレに
隠してあった銃を片手に、香瑩の元へ。その銃を香瑩に向けるが、
リョウが来たことで、「誰も信じられない」 そう言って、去っていった。

家に帰り、部屋に閉じこもる夢。その頃、コンサートで銃口を向けた
人物のことを思い出したのか、目を覚ました香瑩は、ドックウォーカーの
正体が判ったことを信宏に告げ、診療所を飛び出していった。
信宏から、夢が父親のこと、香瑩のことを知ったと言われたにも関わらず…。

ドックウォーカーは、次の行動に出ていた。

雅臣は、夢の自宅へ足を運び、屋敷から出てきたリョウに何かを言われるが、
ちょうど掛かってきた電話に出たリョウが帰って行ったのを確認して、
屋敷へと入っていった。
遥を連れ、夢の部屋のドアのカギを銃で撃ち抜き、部屋に入ってきた。
雅臣こそが、ドックウォーカーだった。グラスハートを殺さなかった事、
そして、今までのこと、父と夢が血のつながりが無いこと、夢の両親を
殺したのがマッドだったと告げた。しかし、夢は、血が繋がっていないことを
知っていた。夢の11歳の誕生日、マッドは、夢に打ち明けていた。
「パパは、私のパパだもん」
力強く応える夢だったが、ドックウォーカーは、二人に銃口を向ける。
そこへ駆け込む香瑩だったが、なんと、ドックウォーカーは、頭を撃ち抜かれて、
死んでしまった。
「ドックウォーカーの始末、完了しました」
カリートだった。
それに気付いた香瑩は、身を隠すが、落ちていた銃を拾った夢に
銃口を向けられる。
「近づかないでっ!」
部屋から出て行った夢を追いかけた香瑩は、全てを打ち明ける。
命じられて人を殺し、あの日泣いていた夢を見て、身を投げたと。
心臓を貰ったことで、今は幸せだと、だからこそ、夢には…。
そう言って、夢の手にある銃を自分の心臓に向ける。
「私を撃て」
香瑩の行動に戸惑う夢だったが、そこへ
「撃つ相手が違うよ、夢ちゃん」
そう言いながらリョウがやって来た。敵を討つなら、相手の大切な者を狙えば良い。
そう言って、リョウは自分の胸に銃口を向けさせた。
「香の分まで生きろ」
そう告げるリョウに、驚く香瑩。そして、香瑩の心臓が強く鼓動を打ち始めた。
その音は夢に聞こえてくる。力無く銃を落とした夢。
「香瑩さんも私のパパも同じ。私のパパも殺したくて殺したんじゃない。
 誰かにやれと言われて……そうでしょう?」
「でも、やったのは…私…」
そう応える香瑩に抱きつく夢は、
「もう、いいの、もういいの、香瑩さん」
香瑩の胸で夢の言葉が響く。香瑩は、そっと夢を抱きしめ、涙した。

ドックウォーカーを狙ったカリートは、その様子を見ていた。
足元の薬莢を見つめ、何かを考え込んだカリートは、その薬莢を残したまま、
その場を去って行った。
その薬莢があることで、ドックウォーカーの殺人に関して、
茅野邸に居た者達に疑いは掛からなかった。
「レギオンさまさまだな」
その日は、夢が海外留学へ行く日だった。

香瑩も夢も、お互い、頭で理解したものの、心では簡単に整理できず、
あの日から、何度も連絡を取ろうとしていたが、連絡できないままだった。
遥は、夢を引き取ることにした。
「独り者同士が寄り添うのもありだよ」
リョウの言葉に、遥は美しい笑顔を見せた。

「お別れを言いたい」
出発する直前、窓を開け、ピアノを弾く夢。そのピアノの音色を聴きながら、
リョウと香瑩は話していた。
「お前に逢って、さよならを言いたいと言ったら?」
リョウは、逢いたくても逢えない、どうしても行動できない香瑩に問う。
香瑩は、夢との短い時間を思い出す。そして、意を決したような表情をした。

車に乗ろうとしていた夢に、香瑩が声を掛ける。
「夢っ! ありがとう」
香瑩の言葉で、夢は笑顔を見せ、
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
香瑩に見送られ、夢が乗った車は出て行った。
「よく逃げずに向き合ったな…」
リョウの言葉で、香瑩は、こみ上げるものを我慢できず、リョウに頭を
優しく撫でられた途端、激しく泣き始めた。

泣き疲れて眠ってしまった香瑩に驚く信宏。寝てる時でも戦闘態勢の
グラスハートだったのに信じられないらしい。
「いい変化だ」
徐々に人として歩んでいく香瑩を見て、リョウが呟いた。

夢の父が笑って死んでいった。
それは、殺し屋の自分が消えるのに良い時期だと、これからの娘の人生の幸せを
確信して、笑って逝けたんだろう。リョウが、言った。

眠ったままの香瑩を背負って夜の街を歩くリョウ。
背中から、香の声が聞こえてきた。
「ねぇ、リョウ。あの時、香瑩に言った言葉、本心だったの?」
「あぁ。二度も、愛する者を失いたくない」
「私もよ…」
香の言葉に、リョウは笑みを浮かべた。すると、
「私も…」
香瑩の声だった。

カリートは、リョウがグラスハートの父親のようなものだと言ったと、
レギオンのボスに伝える。その言葉で、ボスはリョウが苦しむだろうことを
カリートに命令する。
グラスハートを連れてこい……。
屋上に居るリョウのところへ、カリートがやって来た……。


ほんと、長くなったわぁ、内容。
でもまぁ、この7話は、香瑩の成長の物語でもあるから、好きな話です。
原作ではバイオリニストの話でしたが、ピアニストに変わってたのは、
大人の事情=バイオリンを弾けた子役が居なかった…とか??と
考えちゃったりしましたが、兎に角! 夢ちゃん役の子、どこかで…と
調べてみると、そっか、ドラマ・桜蘭高校ホスト部のハルヒの
子供の頃の役をしてた子か!!と、あれから大人になったなぁと、
演技も上手いやないですか! 原作の夢ちゃんそのままだった。
今回も、香瑩の心臓の香は何も語らないのかと思ったけど、まさか、
最後の背負われたシーンで、出てくるとは!!
今回のお話では、なんと言っても、遥役の松本若菜ちゃん!!!
チェックしてなかっただけに、出てきた途端、びっくりした!
いつまでも、綺麗でらっしゃるんだから。それも、このお話の
遥役にぴったりなんやもん。遥さん綺麗なんだもんな〜〜(#^_^#)

ドラマならではの、レギオンのお話。今回は、カリートの行動に
注目しちゃいました。本来なら、薬莢は残さずに持って帰るのでは?
なのに、なぜ、あの場所に薬莢を残したのか。警察の動きを悟って
容疑者からリョウたちを外すためだったのでは??と考えた。
グラスハートが香瑩として生きていく姿を見続けていることで、
カリート自身にも、何かしら変化があるようで……。
そう思ってる矢先に、予告編。
まさかの、ドラマオリジナルっぽい感じに、驚きましたわぁ。
大丈夫なんやろか……。


2015.11.23 UP



ドラマ「エンジェルハート」 第8話
第8話は、ドラマオリジナルが色濃いです。
てなことで、内容は…。


リョウが居る屋上に、カリートがやって来る。一体何が…?

喫茶 CATS・EYEでは、オカマトリオのうち二人が休暇を満喫している話で
盛り上がっていた。その話を楽しそうに聞き入る香瑩。そこへ、冴子と小宮山が
昼食を食べにやって来る。さらには、ミキが帰ってきた。
ミキが描いた絵は、ファルコンには見えないが、そこには家族が描かれていた。
ファルコンが父、そして、信宏は、弟ということで……(笑)
ミキの話を聞いていた香瑩は、家族のことを考え込んでいた。
花園診療所に戻ってきた香瑩は、夢の屋敷でリョウの口から出た言葉の意味を
考えていた。しかし、診療所に響く物音が気になり、顔を出した所、
そこには、カリートの姿が!!
ドクたちを人質に取られ、身動き取れない香瑩は、
「今までありがとう」
そう言って、死を覚悟し、カリートに連れ去られてしまった。

香瑩を取り戻す為に、リョウが覚悟を決め、
「香が大切にしてきた街を壊さない」
一人で、レギオンと闘う表情をする。
しかし、香瑩を大切に思う、信宏、ファルコンたちは、リョウと共に闘う決意をした。

その頃、カリートと香瑩は、話していた。
カリートには、哀しい過去があった。組織に妹のことを頼んだ矢先、妹は、組織と
対立している組織の仕掛けた爆弾によって、死んでしまったのだ。
だからこそ、対立組織の連中を殺し、そして、今があると。
香瑩が、人を殺さないと、レギオンのボスの前で言った事を不思議に思っていたらしい。
香瑩は、カリートに殴られ気を失ってしまう。その場を去ろうとしたカリートに
心臓の香が話しかけてきた。
「哀しみの連鎖は断ち切ることができる。
 人を殺せるなら、人を守ることだってできる」
香は、家族を殺された。だから、カリートの気持ち…復讐するという気持ちは
理解できる。だけど、それは断ち切ることが出来る…と。
香の言葉に、カリートは揺らいでいた。

そして、リョウ、信宏、ファルコンは、レギオンの本部へと乗り込んでいった……。

とまぁ、決意のシーンは、原作通りなんだけど、予算の都合上
人数は、片手で足りるほど。更には、レギオンに乗り込んだシーンなんて、
レギオンの連中は、呆気なく倒れてしまうという、迫力のなさ。
戦闘シーンについては、ランチャーを構えるところだけ、殴り合うだけ、爆発音だけ。
これじゃぁさ、まるで、学芸会だよ…と、集中力すら無くなってしまうほどのしょぼさ。
原作なんて、戦闘シーン=新宿戦争っぽい話は、結構長かったというのに、
ほんの十分も無い辺りで、エンディングソングが流れ、リョウが香瑩の居る場所へ。
そして、来週は、最終回という。

はやっ!

せめてさ、香瑩の活躍が欲しかった。
だってさ、まだ、リョウをパパと呼んでないんだもん。
ここ、一番重要な話なのに、最終回へと持って行くなんてさ、そりゃあらへんで。

まぁ、原作とは違って、レギオンって名前が出た時点で覚悟はしてたけど、
この第8話は、もっと短縮できたやろ。回想シーン入れすぎてたし。
戦闘シーン、しょぼすぎて、興醒めやもん。感動すらないわ。
チッ。
回想シーンを減らして、第8話で来週の驚愕の話を入れて、そして、残り2話で
香瑩の活躍シーンをして欲しかったな。
あっ、唯一、真剣に観たシーンは、カリートと香が話していたシーンかな。
カリートには、妹の死という哀しい過去があった。家族の死、そして、復讐の気持ち、
それは、香にとっても経験したことだから、カリートへの語りは力強かった。
カリートは、やはり、ほんの少しだけど、人としての感情を取り戻してたっぽい。

うちの願望としては、原作にあった、あの話を最終回にして欲しかった。
クリスマスプレゼントに、香との指輪を香瑩に手渡して、香瑩が、リョウパパと
香ママの子供で良かった…と涙ぐんで、それを観ていた信宏が、
クリスマスプレゼントの指輪を渡し損ねるあの話をして…って、思ったけど、
それをするには、楊さんの話要るわな……。
となると、10話では、物足りんわ……。パート2を期待……せんほうがええか。


2015.11.29 UP



ドラマ「エンジェルハート」 第9話
てなことで、最終回!
リョウとカリートが対峙する。カリートの手には、香瑩が!
しかし、カリートは、香瑩を気絶させた途端、リョウに勝負を挑む!
銃の撃ち合い。そんな中、リョウは、カリートに香瑩をすぐに殺さなかったことを
問いただす。やはり、カリートにも、何かの感情を取り戻しつつあったらしい。
銃を捨て、殴り合いに変わる二人だが、カリートの攻撃は尽くリョウに
受け止められ、結局、カリートは跪いてしまう。
「お前も組織を抜けて、新宿に来いよ」
リョウの言葉に、カリートは葛藤する。
そこへ、信宏を倒した組織の一人が、足を引きずりながらやって来る。
「裏切り者には、死を…」
地面に倒れている香瑩に銃口を向け、引き金を引いた。
リョウは体を張って、香瑩を守る。その先に、カリートの姿が!!
代わりに銃弾を受けたカリートは、その男にナイフを投げていた。
男は倒れ、カリートは血を吐き出す。
カリートは、香の言葉、そして、屋上でリョウと話した事を思い出す。
「おれは…お前とは違う」
そう告げて、カリートはリョウの目の前で、屋上から身を投げた…。
香瑩の元へ駆けつけたリョウは、背後に感じた気配に振り返る。
そこには、組織のボス・李大人が立っていた。
まだ目を覚まさない香瑩にわざと銃口を向け、李大人の反応を見るリョウ。
「やはりな。あんた、父親だろ」
リョウの言葉に、李大人は、香瑩との関係をそっと打ち明けた。
敵対組織に狙われた娘と妻。交通事故で亡くなったことになっているが、
実際は違っていた。娘の遺体だけは見つからなかった。
ところが、その娘は、レギオンの暗殺部隊に居た。
まさに、それが分かった時、娘はビルの上から、身を投げていた。
心臓移植をして、どうしても生きて欲しかった。
「だったらなぜ、グラスハートに暗殺命令を出したんだ?」
リョウの言葉に、李大人は、自分の立場が、そうせざるを得なかったと。
そして、グラスハート…いや、香瑩がリョウ達に守られながら、
人としての感情を取り戻していく姿をみて、言葉を交わしてみたかったと。
大切な娘の目に、自分の姿が映った。それが、嬉しかったと。
「サエバリョウ、XYZ…」
李大人の口から、発せられた……。

冴子は、レギオン本部の様子を監視カメラで見つめていた。
何も動きが見えない。リョウたちがどうなったのか心配で仕方ない。
その時、レギオン本部の一部が爆発を起こした。

海坊主がバズーカを撃ち込み、リョウ達の元へ向かう。しかし、そこは
信宏が倒れた場所だった。倒れた信宏に気付き、側に寄り、悔しがる
海坊主だったが……。信宏は、喫茶店のお盆を体に仕込んでおり、
それが銃弾を受け止めて無事でいた。
安心する海坊主は、照れ隠しに、信宏を引きずるように、奥へと向かう。
すると、そこに、レギオンの部隊が現れ、二人を囲んでしまった。
階上に香瑩を抱きかかえたリョウが現れる。レギオン部隊の銃口は
リョウに向けられたが、リョウの後に現れた李大人に気づき、銃を下ろす。
「シティー・ハンターとは話が付いた。今後、グラスハートと
 劉信宏には、手を出さない」
李大人は、負傷者を連れて、この場を去るように命令した。

一方、我慢の限界に、冴子は、SATに突入命令を出した。
しかし、SATが突入したものの、そこは、銃痕があるだけで、
誰も居なかった。現場検証に向かうよう、刑事達に指示を出した時、
リョウから連絡が入る。香瑩も、みんなも無事だと。

リョウ達は、朝日が射す中、ビルを後に、街を歩いていた。
まだ目を覚まさない香瑩は、李大人に背負られ、それを心配した信宏が
代わることを促したが、リョウの口から、李大人が香瑩の父親だと告げられ
ショックを受ける。その時だった。香瑩が笑顔を浮かべていた。
「まるでエンジェルスマイルだな」
リョウは、朝日を撮るふりをして、父娘の姿をカメラに納めていた。

花園診療所で眠る香瑩。側では李大人が、まだ香瑩が小さな頃に
浜辺で取った貝殻を入れたオルゴールを見つめ、その頃を思い、
香瑩を見つめていた。そして、リョウに、XYZを頼む。
「香瑩の父親になってくれ」
「いいんだな?」
リョウの言葉に、頷く李大人だった。その手には、香瑩を背負った時の姿が
写った写真が握りしめられていた。

その頃、香瑩は、夢の中で、心地良い気持ちを満喫していた。
そこへ、香が現れ、香瑩に、自分の気持ちを声に出すよう促していた。
「私は……!!!」
XYZの言葉と共に目覚めた香瑩は、側に居るリョウを見つめ、
「私の…パパになって!」
家族という温もりを感じ、優しく背を押してくれる母、そして、力強く
守ってくれる父。それが、欲しいと。だから、リョウにパパになってと
涙ながらに訴える。
「よろしくな」
リョウは、香瑩に応えるよう、そっと頭を撫で、優しく告げた。


季節はクリスマス。
喫茶「CATS・EYE」では、クリスマスパーティーが開かれていた。
初めてクリスマスパーティーをするミキは、嬉しそうにはしゃいでいた。
もちろん、香瑩も嬉しそうに微笑んでいる。信宏は、オカマママたちに囲まれて、
たじたじに。そして、ママ達は、夜の仕事だと出て行った……と入れ替わりに
冴子と小宮山がやって来た。冴子は、ミキにマフラーをプレゼントした。

パーティーを終え、帰宅するリョウと香瑩。香瑩は、何度もクラッカーを
鳴らして喜んでいた。通りかかった店のウインドウに、ウェディングドレスが。
それを観たリョウは、
「ちょっと寄り道するか」
そう言ってやって来たのは、クリスマスの時期、毎年、香に連れてこられたという
イルミネーションが輝く場所だった。
「香は、ここが好きだった。ウェディングドレス、着せてやりたかったな」
リョウが、もっと早く決断していれば、着ることが出来たのかもしれない。
だけど、リョウは、白いタキシードの上に、自分の顔が乗るのが、
どうしても、どうしても我慢できなかったらしい。
「でも…香の笑顔が見れたんだよな……。指輪もあげ損ねた。
 エンゲージみたいな感じで用意してたんだけどな…」
寂しげに口にしたリョウだったが、突然、思い出したように言った。
「今日はクリスマス! 香瑩、プレゼントだ」
リョウは、ポケットから、ネックレスを取り出し、香瑩に手渡した。
ネックレスの先には、指輪が付いていた。
「これ…香にあげるつもりだった…?」
「香と、俺からのプレゼントだ」
そっと受け取った香瑩。
「嬉しい…。パーパとマーマの子供で、幸せ…」
幸せを感じる香瑩、そして、リョウの気持ちを知った心臓の香。
その二人から、「ありがとう」と告げられたリョウ。
二人は腕を組んで、イルミネーションが輝く街を歩き出した。

喫茶「CATS・EYE」でイタリアンスパゲッティーを頬張る父と娘。
いつもの光景である、リョウと香瑩の姿が、そこにあった。
そこへ、女性がやって来た。
「XYZ」
その言葉と女性の姿に、リョウは、すぐさま、女性に駆け寄り手を取る。
「パーパ……」
香瑩の低い声に振り向くリョウ。そこには、100t ハンマーを掲げる姿が!!!
振り落とされたハンマーに下敷きになるリョウの姿で、THE END !


まさかのハンマー登場で、終わっちゃったぁ〜〜っ!!
某映画の時も、そうだったような気がする………。

でも、嬉しかった。第一話から望んでいた、クリスマスプレゼントの
シーンを最後に締めくくってくれたこと、ほんまに、嬉しかった!!!
予想通りで、ちょっと、にんまりとしてしまった、私ですけどね…(^^ゞ
でも、このお話を5話辺りに持ってきたら、香瑩の活躍、それも、
本当に、エンジェル・ハートの活躍を見れたと思うと、残念だなぁ。

クリスマスプレゼント。
海坊主からミキへのプレゼント。それも、まさかの隠し棚を引っ張るから
本当は、望遠鏡なのに、それが、白いバズーカに見えたのは、私だけ…
じゃないはずだっ!! 更には、原作ファンなら、信宏が香瑩に指輪の
プレゼントを渡し損ねるシーンを期待したのでは??
(私は期待した…)
カリートが身を投げたところは、ショックだったけど、でも、カリート自身
本当の自分の心に気付いたことは、救いだったのかもしれない。
それも、誰かを殺すことができるなら、助けることもできる!と言った
香の言葉をすぐに実行するとは! やはり、いい人だったんだなぁ。

終わり方が、ハンマーで、そして、これからの香瑩達の姿もあったから
続きを期待したい。それも、次こそ、香瑩の活躍を!!
だってさ、せっかく、体を鍛えて、リョウそのものだった上川さんの格好いい姿。
たったこれだけだと思ったら、もったいない気がしてならないわ〜〜。


ドラマ、終わっちゃいましたが、原作に近い内容で、更には、原作では
語ってなかった台詞やシーンがあって、ドラマを観たことで、
エンジェル・ハートの世界を、更に深く知った気になりました。
最後の締めくくりは、本当に、良かった。
ドラマ、楽しめました。ワンクールだけでなく、1年して欲しかったな。


2015.12.7 UP




てなことで、ドラマ「エンジェル・ハート」の感想でした。
やはり、原作ファンだからかな。色々と長く語ってしまったり、
最後の方は、内容を語ってからの感想になってしまったりと、
定まった感想ではなかったですが、兎に角、ドラマ、良かったです。
アニメと違って、安定していたもんね〜。
ドラマのエンディングで流れる曲・西内まりやさんの「Save me」も素敵だった。
CD、買っちゃいました。あとは、サントラを買おうか悩んでいるところですけどね(^^ゞ
感想、長々と失礼しました。
そして、読んでいただき、おおきにです!

以上、どちゃん!でした (^_-)-☆
2015.12.7


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