〜その10〜 ねぼすけねぇちゃん、まだ寝てる。 タケちゃんは、おねぇちゃんを起こそうと 枕元にちょこんと座った。 だけど、おねぇちゃんはまだ起きない 仕方がない、タケちゃんはあきらめた。 ドタドタドタ……。 タケちゃんはあばれていた。走り回っていた。 ダダダダダッ! おねぇちゃんの寝るベッドに飛び乗った。 おねぇちゃんを踏むタケちゃん。 ベッドが弾んだ。と思ったら、ベッドの横にある カーテンに飛び移っていたタケちゃん。 おねぇちゃんは目を覚ました。 見上げるおねぇちゃん。 にゃぁ。 タケちゃんは下りようと着地点を探している様子。 着地点には、おねぇちゃん。 いてぇ! タケちゃんは、おねぇちゃんを着地点に選んだ。 ねぼすけねぇちゃん、また寝てる。 新たな目覚ましを思いついたタケちゃんは カーテンに飛び移って、おねぇちゃんに着地。 ある日のタケちゃん、しっぽでおねぇちゃんの顔を ぱしっ! それから、おねぇちゃん着地点は、よけるようになった。 にもかかわらず、おねぇちゃんは、ねぼすけだ。 2015.5.16 改訂版UP どちゃん!著 |