〜タケちゃんへ、おねぇちゃんより。〜
お元気ですか?
おねぇちゃんは、元気です。
きみと過ごした月日が、今は、想い出になろうとしている。
そして、記憶もだんだんと、薄れてくるみたい。
ひとりから、ふたり。
まるで、姉妹のように過ごしてきた。けんかもしたし、じゃれあったりもした。
きみという種が、おねぇちゃんたちと同じだと感じた。
すがた、かたちが違っていても、感じた。
『生きている、そして、感情がある』
きみと初めて出逢ったあの日。膝の上から離れ無かったのは、
私の膝の上が気に入ったからなのかな?
一緒に過ごすようになってからも、毎日、必ず、膝の上に乗ってきたよね。
夏は暑かったけど、冬は温かくて、お互い、寒くなかったはず。
あれから、かなりの年月が過ぎていった。
きみと過ごした日々を思い出しながら、こうして、物語にしてみました。
私が観てきた日々を物語にしてるけど、
きみから観た、おねぇちゃんって、どんな感じだった?
それを知ることは出来ないけれど、きみも喜んでいてくれてたのなら、
おねぇちゃんは、嬉しい。
2015.2.22 おねぇちゃん(どちゃん!)より。
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