〜その3〜 勉強中のおねぇちゃん。 試験勉強中のおねぇちゃん。 遊んでくれないおねぇちゃん。 それは、そう訴えているように思えた。 机の上に乗ってくるタケちゃん。どうしたのかな? ノートの上にちょこんと座る。 ちょうど、字を書いている場所に。 タケちゃん、じゃまだって。いま、そこに書いてるの。 じっと、ノートを見つめるタケちゃん。 おっ? わかるのか? 答えはなんだ? 教えてくれぇ! おねぇちゃんの願いむなしく、タケちゃんは、ひざの上に。 あったかい。あっ、爪を立てるな! でも、あたたかい。 さて、寝ようかな。 勉強を一通り終えて、寝ようとしたおねぇちゃん。 タケちゃんは、おねぇちゃんの膝の上。 タケちゃん、降りてくれるかなぁ。おねぇちゃん、眠たいんだけど。 おねぇちゃんの願いむなしく、タケちゃんは、ひざの上で、熟睡中。 あのぅ、あのぅ、タケちゃん? おねぇちゃんは、もうしばらく勉強することにした。 眠いなぁ。 2015.2.22 改訂版UP どちゃん!著 |